エルメスBRANDの原点

エルメスは、1837年、ティエリー・エルメスが高級馬具を製作する工房をパリ9区に開くことから始まります。
1892年には、サドル・バッグ(馬の鞍を収めるカバン)として「オータクロア」を制作。これが後のバーキンにつながります。
その後エルメスは世界的な馬車商へと発展。馬具の需要縮小を予見し、婦人バッグや財布などの皮革製品を開発しました。

あなたは、高級馬具製作から始めたという「エルメスの鞍」は見たことがありますか?

ある機会に、少し預かることになり、私が撮影した写真です。

触れて初めてわかる、皮の質感はまさしく「エルメス」です。
柔らかくて馬にも負担が少なそうです。

馬のお腹にかけるベルトの穴には、番号が刻印されており場所を特定しやすくなっているとこなど細部に感動です。

エルメスには沢山の物語があります。

  • 使用する皮は業界トップクラスの価格で買い取ることで、安心して牛を育てることができる環境の構築
  • 端材になった皮は、土に埋めて分解され栄養となり、育った草を牛が食べる循環を構築している

BRANDとは、消費者が幻想する企業の物語です。勝手にエンゲージメントをし、好印象と所有欲を満たします。

BRANDは一朝一夕に構築することはできません。しかし、日々着々と構築しないと、ゴールには近づきません。

企業価値(Value Proposition)の軸をブラさず構築するには、軸そのものを見つける必要があります。

御社もまず、軸を作ることから始めましょう。

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